3月の上旬、仕事帰りにいつものドラッグストアでシャンプーを買おうとして、棚の前で5秒くらい止まった。値段を確認したら去年と比べて60円上がってた。
たかが60円かもしれない。でも毎月の買い物でこれが繰り返されると、気づいたらかなりの金額になってる。政府の消費者物価指数では2023年が前年比3.1%上昇となってるけど、実際の生活実感はもっと上がってる気がする。
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実際どれくらい値上がりしているのか、手元のデータで確認した
気になったので、日常的に買ってるものの価格を2020年と比較してみた。
食パン(6枚切り1斤)は約120円から約160円で33%アップ。ガソリン(1リットル)は約130円から約170円で31%アップ。電気料金(月額平均)は約8,000円から約11,500円で44%アップ。
電気料金の上昇率が突出してる。冬場に暖房費だけで月2万円超えの家庭も珍しくないそうだ。嘘でしょ、と思ったけど試算してみたらうちも冬場は電気代が跳ね上がってた。
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給料が変わらないのに支出だけ増える現実
物価だけ上がって給料は据え置き、というパターンが一番きつい。厚生労働省のデータを見ると、実質賃金は20ヶ月連続でマイナスが続いていた時期があった。つまり名目の給料が変わらなくても、買えるものは着実に減っていってる。
周りの友人から「生活が苦しくなった」という話をよく聞く。特に子育て世帯が深刻らしい。保育料や教育費は下がらないのに、食費や光熱費が上がり続けるから家計が回らない、と。
生活保護申請者が増えている
厚生労働省の統計によると、生活保護の申請件数は2022年から増加傾向にある。特に働き盛りの40〜50代の申請が目立つらしい。これまでなんとか生活できていた層が限界を迎えてるんじゃないかと思う。日本でこんな状況になるとは、10年前に来た時には想像もしてなかった。
なぜこうなったのか、少し整理してみた
原因はいくつか重なってる。円安の影響で輸入品価格が軒並み上昇してる。原油、小麦、大豆など国際商品価格の高騰も続いてる。ウクライナ情勢が追い打ちをかけてるし、2026年2月のイラン攻撃でさらに悪化した。
コロナ後の世界的なインフレの波も日本に到達してる。政府は「良いインフレ」などと言うことがあるが、庶民からすれば「良いも悪いもなく、ただ生活が苦しくなってるだけ」だ。
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企業も価格転嫁を本格化させた
これまで日本企業は値上げを避ける傾向があったけど、さすがに限界が来た。食品メーカーから外食チェーンまで続々と値上げに踏み切っている。帝国データバンクの調査では、2023年に値上げを実施した食品が累計3万品目を超えたそうだ。値上げラッシュという言葉がぴったりな状況だ。
周りの人たちはどうやって乗り切っているのか
節約の定番は食費の見直しだ。業務スーパーや激安スーパーを活用したり、見切り品を積極的に狙ったり、冷凍食品をうまく使って食費を抑えてる家庭が多い。光熱費対策も必須で、エアコンの設定温度見直し、LED電球への切り替え、電力会社の乗り換えで月数千円節約できた人もいる。
副業を始める人も増えてる。フードデリバリー、ネット販売、ライティングの仕事など。ただ、本業で疲弊してる状態で副業まで——これはしんどいな、と思う。でも現実として選択肢がないから仕方ない部分もある。
いつまで続くのか、楽観的にはなれないけど
物価高は少なくとも2026年中は続きそうな雰囲気だ。円安も簡単には解消されないし、エネルギー価格も不安定なまま。政府の対策(エネルギー価格激変緩和措置、低所得世帯への給付金など)は出てるけど、一時的な対症療法という感じがして、根本的な解決にはなってない。
暗い話ばかりになってしまったけど、できることから少しずつやっていくしかない。固定費の見直し、食費の工夫、収入を増やす選択肢の模索。全部を一度にやろうとすると追い詰められるから、優先順位をつけて一つずつ進めていくのが現実的だと思ってる。


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