先日、友人と車で買い物に行った時の話。ガソリンスタンドで「もしここが封鎖されたらどうなるんだろうね」って何気なく言われた。その「ここ」というのがホルムズ海峡のこと。イラン情勢が不安定になるたびに聞くこの話題だけど、実際にガソリンが328円になったら僕たちの生活はどうなるのか。想像するだけでも怖い。
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ホルムズ海峡が封鎖されるとなぜガソリンが328円になるのか
この数字、実は経済専門家の試算によるもの。ホルムズ海峡って、世界の石油輸送の約5分の1が通る超重要な場所なんですよね。幅がわずか33キロしかないこの海峡が封鎖されると、原油価格が一気に跳ね上がる。
日本は石油の99.7%を輸入に頼ってる。その大部分がこの海峡を通ってくるから、封鎖されたら代替ルートを探すしかない。アフリカ南端の喜望峰回りとか、パナマ運河経由とか。でもこれだと輸送コストが倍以上になることもある。
現在のガソリン価格が約170円だとすると、原油価格の高騰と円安が重なって328円。決して非現実的な数字じゃないんです。2008年のリーマンショック前には実際に180円台まで上がったこともあるし。
月5万円の生活費増加という現実
328円のガソリン代が僕たちの生活にどんな影響を与えるか、実際に計算してみた。これがまあ、エグい結果になったんですよ。
車通勤で月に200リットル使う人の場合:
– 現在(170円): 34,000円
– 封鎖後(328円): 65,600円
– 差額: 31,600円
でもガソリンだけじゃない。輸送コストが上がるから、食品も日用品も値上がりする。電気代もガス代も上がる。試算では一般家庭で月5万円くらい支出が増えるんじゃないかって言われてる。
年収400万円の人だと、手取りで月30万円くらい。そこから5万円増えるって、かなりキツい。月5万円上がったら生活スタイルを根本的に見直さなきゃダメだと思う。
イラン情勢の現状と封鎖の可能性
じゃあ実際にホルムズ海峡封鎖ってどのくらいの確率で起きるのか。これが一番気になるところ。
イランは過去にも何度か「封鎖するぞ」と脅してきた。2012年の制裁強化の時、2019年のタンカー攻撃事件の時、そして最近の中東情勢悪化の中でも。ただ、実際に完全封鎖をやったことはない。
理由は簡単。イラン自身も石油輸出で食ってるから、封鎖したら自分の首を絞めることになる。それでも、部分的な封鎖や通航妨害は十分あり得る。実際、機雷を撒いたり、タンカーを攻撃したりすれば、保険料が跳ね上がって実質的に封鎖と同じ効果になる。
軍事専門家によると、完全封鎖の可能性は10%以下。でも部分的な妨害や一時的な封鎖なら30%くらいはあるんじゃないかって。この「部分的」でも、ガソリン価格への影響は相当なものになりそう。
今からできる現実的な対策
「じゃあどうすればいいの?」って話になるんだけど、完全に防ぐのは無理。でも備えることはできる。
車の使い方を見直すのが一番効果的。最近、徒歩15分以内の買い物は歩くようにしてる。電車やバスがある場所なら、できるだけ公共交通機関を使う。テレワークが可能なら、会社と相談してみるのもあり。
それと、燃費の良い車への買い替えを検討するのも手。ハイブリッド車なら燃費が倍近く良くなるから、ガソリン代が倍になっても実質的な負担増は抑えられる。
食費対策も大事。輸送コストが上がるから、地産地消を意識する。近所の農家直売所とか、地元産の食材を積極的に選ぶ。冷凍食品や保存のきく食材をある程度ストックしておくのも良いかも。
日本政府の備蓄で乗り切れるのか
日本には石油備蓄がある。国家備蓄と民間備蓄を合わせて約200日分。これって結構すごいことで、IEA(国際エネルギー機関)の基準90日分を大きく上回ってる。
でも200日分あっても、その間に問題が解決しなかったらどうなるのか。それに、備蓄を放出すること自体が「緊急事態」のシグナルになって、心理的にパニック買いが起きる可能性もある。
実際、2011年の東日本大震災の時は備蓄放出したけど、その時もガソリンスタンドに長蛇の列ができたのを覚えてる。あの光景がもう一度起きるかもしれないと思うと、不安になる。
長期的に考えるべきエネルギー問題
こういう危機が起きるたびに思うのが、日本のエネルギー依存の問題。石油の99.7%を輸入に頼ってるって、冷静に考えるとヤバい状況ですよね。
再生可能エネルギーへの転換が叫ばれてるけど、実際のところまだまだ時間がかかりそう。電気自動車の普及も進んでるけど、充電インフラがまだ十分じゃない。
個人レベルでは太陽光発電を検討したり、電気自動車への乗り換えを視野に入れたり。長期的な視点で考えることも大切だと思う。
ホルムズ海峡封鎖でガソリン328円っていうのは、起きる可能性が低いとはいえ、ゼロじゃない。むしろこういう「もしも」を考えることで、普段の生活を見直すきっかけになるんじゃないかな。
今回調べてみて、改めて日本のエネルギー事情の脆さを実感した。ガソリン代が倍になっても慌てないよう、今のうちから少しずつ準備していこうと思ってる。皆さんも、一度は考えてみてください。


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