先月末の厚労省の発表を見て、正直ゾッとした人も多いんじゃないだろうか。2025年の出生数が70万5,809人で、また過去最少を更新したらしい。10年連続って…もう感覚が麻痺しそうになる。
個人的に一番衝撃だったのは、スピード感なんですよね。2022年に80万人を割ったと思ったら、もう70万人台。たった3年ですよ。このペースで行くと60万人台もあっという間な気がしてしまう。
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数字で見る少子化のリアル
データを改めて眺めてみると、本当にすごいスピードで減ってるのが分かる。
2004年には113万7,955人も生まれてたんですよ。それが2017年に100万人を割って、2019年に90万人割れ。そして2022年に80万人を割ったと思ったら、2025年には70万5,809人。
前年と比べても2.1%減、人数にして1万5,179人も少ない。これって毎年小さな町ひとつ分の新しい命が生まれなくなってるってことなんですよね。
しかも、この数字はまだ速報値。在日外国人も含めた数字だから、日本人だけで見ると66万5,000人程度になるらしい。60万人台まで本当にあと一歩じゃないですか。
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自然減が過去最多って、どういうこと?
出生数の減少もショックだけど、もっと深刻なのが「自然減」の話。
2025年の死亡数は160万5,654人で、出生数70万5,809人を引くと自然減が89万9,845人。18年連続で人口が減り続けてて、しかも減少数は過去最多だそう。
89万人って、仙台市の人口とほぼ同じなんですよね。毎年政令指定都市ひとつ分の人口が消えてる計算。こう考えると本当に恐ろしい。
地方に住んでると肌感覚でも分かるんですが、学校の統廃合は当たり前、商店街はシャッター街、若い人はどんどん都市部に出て行く。数字の裏には、そんな現実がある。
東京だけが増えてる不思議
面白い(というか複雑な)のが地域格差。出生数が増えたのは東京都と石川県だけらしい。
石川県は能登半島地震があったから特殊事情かもしれないけど、東京だけが増えてるって状況は考えさせられる。結局、仕事があって収入が安定してる場所じゃないと子どもを産み育てるのは難しいってことなのかな。
でも東京の出生率が特別高いわけじゃない。むしろ全国最低レベル。単純に若い人が集まってるから絶対数が増えてるだけで、根本的な解決にはなってないんですよね。
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3.6兆円の少子化対策、効いてる?
政府は年間3兆6,000億円も少子化対策に使ってるって聞いたんですが、正直どこに使われてるのかよく分からない。児童手当の拡充とか保育園の整備とか、いろいろやってるはずなんですけど。
もちろん、対策がなかったらもっと減ってたかもしれない。でも国立社会保障・人口問題研究所の予測より17年も早いペースで少子化が進んでるって聞くと、なんか的外れなことやってるんじゃないかと思っちゃう。
根本的な問題は、お金だけじゃない気がするんですよね。働き方とか、社会の価値観とか、もっと深いところにある。
2026年の丙午が怖すぎる
来年2026年は60年に一度の「丙午(ひのえうま)」の年。前回の1966年には出生数が25%も減ったらしい。
迷信だって分かってても、やっぱり気にする人は多いと思う。ただでさえ70万人台なのに、さらに25%減ったら…想像したくない数字になりそう。
もしかすると2026年が、日本の人口減少を語る上で決定的なターニングポイントになるかもしれない。
これからどうなるのか
正直、明るい材料がなかなか見つからないのが現実。婚姻数は50万5,656組で2年連続増加してるけど、それでも戦後3番目の少なさだし。
人工知能とか自動化で労働力不足をカバーできる部分もあるかもしれないけど、社会保障制度は根本から見直さないとヤバそう。年金とか医療費とか、今の仕組みが維持できるとは思えない。
個人レベルでできることは限られてるけど、少なくともこの現実をちゃんと知って、将来に備える必要はありそう。移民政策とか、働き方改革とか、政治的な議論ももっと真剣にやってもらいたいところ。
70万人台の衝撃から、改めて日本の将来について考えさせられた。数字だけ見てると暗い気持ちになるけど、現実を受け入れた上でどう対応していくか。それが今一番大事なことなのかもしれない。


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