ついに100ドル突破。原油価格の急騰が止まらない
ニュースを見て「えっ、また戦争?」と思った人も多いはず。2026年2月28日に米・イスラエルによるイラン大規模攻撃「オペレーション・エピック・フューリー」が実施されて以降、原油価格がとんでもないことになってる。
WTI原油価格を見てみると、攻撃前の2月28日は67ドル台だったのが、3月12日には一時100ドルを突破。約50%の急騰だ。これ、正直びっくりした。しかもホルムズ海峡が事実上閉鎖状態になってるから、今後もっと上がる可能性がある。
特にジェット燃料なんて最大150%も急騰してるらしい。飛行機代も上がりそうで、旅行好きの自分としては頭が痛い話だ。
なんで日本への影響がこんなに深刻なのか
「中東の話でしょ?日本には関係ないじゃん」って思う人もいるかもしれないけど、これが大間違い。日本は原油輸入の94.0%を中東地域に依存してるんだよね。
もっとヤバいのが、タンカーの8割がホルムズ海峡を通過してること。つまり、ここが封鎖されると日本のエネルギー供給が根本から揺らぐ。島国の宿命とはいえ、改めてリスクの高さを実感する。
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実際にガソリン価格への影響はもう出てて、全国レギュラーガソリンが3月6日の157.41円から3月9日には161.8円に急騰。来週(3月18日公表)には180円突破の可能性もあるって話だ。
生活への波及がエグい…野村総研の試算結果
野村総合研究所が原油100ドル持続の場合の試算を出してるんだけど、これがまたエグい。
ガソリンは1リットル235円になる可能性がある。今でも高いと思ってるのに、さらに上がるのか…。電気・ガス代も約2割増だそう。卵1パックも約15円値上がりするらしいから、もう家計を直撃しまくりだ。
個人的にちょっと怖いなと思ったのが、原油高から電気代・ガス代への波及は約3か月後ってこと。つまり、本当の地獄はこれからってわけ。2026年夏~秋頃に1割超の上昇が見込まれてる。
政府の対応は?石油備蓄放出を決定
さすがに政府も動いた。3月2日に赤澤経済産業大臣を本部長とする「イラン情勢を踏まえたエネルギー対策本部」を設置。補助金再開に加えて、石油備蓄の放出も決定してる。
民間備蓄15日分と国家備蓄1か月分を段階的に放出するそうだ。日本が単独で独自放出するのは制度開始以来初めてらしい。相当切羽詰まってるってことなんだろうな。
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3月14日には経済産業省が民間備蓄を16日から放出すると発表。でも正直、焼け石に水感は否めない。備蓄にも限りがあるし、根本的な解決にはならないんじゃないかと思う。
株価への影響も深刻…日経平均が6000円下落
株式市場への影響もハンパない。日経平均は2月27日の過去最高値58,850円からイラン攻撃後に急落。3月9日終値は52,728円だから、約6000円も下がってる。
面白いのが、エネルギー関連のINPEXやENEOSなんかは原油高で株価上昇してること。一方で化学・素材メーカー、小売・外食はコスト増で軟調だ。同じ原油高でも明暗が分かれるのが株の世界らしい。
野村證券の分析によると、原油10%上昇はTOPIX経常利益を1~1.25%押し下げるそう。企業業績への影響も無視できない。
今後の3つのシナリオ…最悪だと140ドル?
野村総合研究所が今後の3つのシナリオを示してるんだけど、これがなかなか興味深い。
楽観シナリオは衝突が限定的で原油上昇10ドル程度。ベースシナリオは軍事衝突が長期化して原油87ドルまで上昇。そして悲観シナリオがヤバくて、ホルムズ海峡完全封鎖が長期化すると原油140ドルまで行く可能性がある。これはリーマン前の最高値だ。
個人的には中間のベースシナリオが一番現実的かなと思ってる。でも最悪シナリオになったら、もう生活レベルでの影響は計り知れない。
北朝鮮ミサイルも…地政学リスクが高まる中で
追い打ちをかけるように、3月14日には北朝鮮が日本海に弾道ミサイル10発を発射。短距離で米韓演習への反発とみられるけど、地政学リスクがさらに高まってる感じだ。
こういう時期って、エネルギー価格だけじゃなくて為替も不安定になるし、投資家心理も冷え込む。円安も進んでるから、輸入品全般が値上がりしそうで心配になる。
普通の生活者として今できること
正直、個人レベルでできることは限られてる。でも全く手をこまねいてるわけにもいかない。
ガソリン代は確実に上がるから、不要な外出は控えめにしたり、電車やバスを活用したりするのがいいかも。電気代・ガス代の上昇に備えて、今のうちから節電・節ガスを心がけるのも大事だ。
あとは食材の値上がりも覚悟して、家計の見直しをしておくのが賢明かもしれない。この手の影響って長期化することが多いからね。
それにしても、遠い中東の出来事が日本の家計を直撃するって、改めてグローバル経済の怖さを感じる。早期の情勢安定化を祈るばかりだ。


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