去年、スーパーのうなぎ売り場を素通りした。値段を見て、即やめた。でも今年は違う方法を見つけた。
土用の丑の日が近づくたびに、毎年同じことを繰り返していた。うなぎを食べたい→売り場を見る→3,000円を超えた値札→そっと棚から離れる。その繰り返し。なのに今年はちゃんと食べられそうだ、というか、もう手配が終わっている。
結論から言う。うなぎを今年こそ食べたいなら、ふるさと納税を使うのが一番現実的だ──なぜそんな結論になったのか、ここ数年のうなぎ事情から順番に見ていきたい。
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2026年の土用の丑の日はいつ?7月26日までの準備チェックリスト
2026年の夏の土用の丑の日は7月26日(日曜日)だ。
「土用」とは立春・立夏・立秋・立冬それぞれの直前の約18日間を指す言葉で、「丑の日」とは十二支でいう丑にあたる日のこと。この土用の期間中に丑の日が2回ある年は「二の丑」と呼ばれる。2026年は夏の土用に丑の日が1回だけ。7月26日、一発勝負だ。
由来はよく知られた話で、江戸時代に平賀源内が「土用の丑の日にうなぎを食べると精がつく」というコピーで鰻屋の集客を助けたのが始まりとされている。「丑の日に『う』の付く食べ物を食べると縁起がいい」という言い伝えも重なって、うなぎが定番になった。
準備チェックリストとして意識しておきたいのは3点だ。
- 6月中旬〜7月初旬: ふるさと納税でうなぎを注文する(早めに動かないと品切れになる)
- 7月中旬: 牛丼チェーンのキャンペーン情報を確認する
- 7月25〜26日: スーパーで狙い撃ちするなら水曜夕方よりも前日の土曜が狙い目
7月26日は日曜日なので、前日の土曜日にスーパーで買って冷蔵保存するか、当日に食べに行くかのどちらかになる人が多いだろう。
うなぎが高い理由──シラスウナギの減少から見えてくる構造問題
高すぎる。
2025年度の卸売価格は1kgあたり約5,495円。スーパーで1パック(1人前)が2,000〜3,500円という価格帯はもはや当たり前になってしまった。なぜこうなったのか。
根本原因はシラスウナギ(稚魚)の漁獲量の激減だ。ニホンウナギは現在、天然で産まれた稚魚を捕まえて養殖するという方法で育てられている。この稚魚の国内漁獲量が年間わずか約20トンしかない。20トンというのは、日本全国で流通するうなぎの需要からすると、圧倒的に足りない量だ。
「完全養殖できないの?」と思うかもしれない。技術的には成功しているのだが、コストが壁になっている。ウナギの完全養殖は水温・水質の管理が非常にシビアで、生存率が安定せず、量産できるレベルには至っていない。結果として、天然シラスウナギを中国・台湾からの輸入に頼りながら養殖するという構造が続いている。
ただ、少し明るい話もある。2025年度はシラスウナギが5年ぶりの大豊漁だったとされており、秋以降に価格が多少落ち着く可能性がある。とはいえ、土用の丑の日の7月26日時点では恩恵がどこまで届くかは不透明だ。
養殖の生存率は約70%で、水温・水質の管理は24時間体制が必要。手間と設備投資のコストが価格に乗ってくるのは避けられない。
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土用の丑の日をお得に乗り切る6つの方法
本題に入る。実際にどうすれば安く食べられるか、6つに絞って具体的に紹介する。
方法1:ふるさと納税が最強コスパ
自己負担2,000円で高級うなぎが届く。これが現実の話だ。
ふるさと納税は年収によって控除上限額が変わるが、たとえば年収500万円なら6万円程度まで控除対象になる。その枠の中でうなぎを選べば、実質2,000円の負担で、通常なら8,000〜12,000円するような国産うなぎの蒲焼きが手に入る。
僕は去年の秋にはじめてふるさと納税でうなぎを頼んでみた。鹿児島産の蒲焼き4尾セットで、スーパーで買ったらたぶん7,000〜8,000円するようなやつだ。届いたとき、箱のサイズに少し驚いた。「これが2,000円?」という感じだった。
…いや、これって本当に安上がりになってるのか、と一瞬考えた。でも確かに年末の確定申告(ワンストップ特例なら不要)で控除されるので、トータルで見ると断然お得だ。
注意点は時期だ。土用の丑の日が近づくと人気のうなぎ返礼品は在庫切れになる。6月中旬から7月初旬には動いておくのが吉だ。
方法2:牛丼チェーンのキャンペーン
吉野家・松屋・すき家・なか卯は毎年、土用の丑の日前後にうなぎキャンペーンを実施する。価格帯は700〜1,200円程度で、スーパーで買うより安い場合が多い。
クオリティへの期待値は「ファーストフードのうなぎ」として設定しておく必要があるが、「この日にうなぎを食べた」という体験としては十分だ。家族連れや一人で気軽に食べたいときにはこれが一番ハードルが低い。
方法3:訳あり品をネット通販で
Amazonや楽天で「うなぎ 訳あり」と検索すると、規格外品が出てくる。形が不揃いだったり、サイズが小さかったりするだけで、味は問題ない。通常品より20〜40%安く買えることがある。
冷凍で届くので、7月26日に合わせて数日前に注文しておけばちょうどいい。
方法4:スーパーの狙い目タイミング
スーパーの水曜日夕方は、週末に向けた在庫整理で1〜2割引きのシールが貼られる場合がある。ただし土用の丑の日当日は需要が集中するので値引きは期待しにくい。むしろ「7月25日(土曜)の夕方」が穴場だ。翌日が本番でも、当日に在庫余りを出したくない店舗は早めに値引きすることがある。
方法5:オフシーズン狙い(9〜11月)
今年の土用の丑の日は過ぎてしまっているが、うなぎを安く食べたいなら秋が狙い目だ。需要が落ち着く9〜11月は2〜3割安くなることがある。「次回の土用の丑の日の準備を始める」感覚で、秋に安く食べておくのも賢い選択だ。
方法6:代替品で「なんちゃってうなぎ」
どうしても本物には手が届かないという人への選択肢もある。
- 日清「謎うなぎ丼」: 大豆由来の植物性素材でうなぎの蒲焼き風に仕上げたカップ麺。お湯を注ぐだけ。雰囲気を楽しむ用途に。
- うなぎ蒲焼風かまぼこ: スーパーの練り物コーナーに並んでいる。約400円で見た目はかなり本物っぽい。
- さば缶なんちゃってうなぎ: さば缶に醤油・みりん・砂糖を合わせたタレを絡めてご飯に乗せる。2人分で300円以内。僕は一度試したが、さばの風味が強くてうなぎとは全然違う。でも「なんちゃって」として割り切るなら悪くない。
ふるさと納税でうなぎをゲットする具体的なやり方
ここをもう少し丁寧に説明しておきたい。ふるさと納税は慣れていない人には「難しそう」というイメージがあるかもしれないが、実際には3ステップで完結する。
ステップ1:控除上限額を確認する
「ふるさと納税 控除上限額 シミュレーション」で検索すると、各ポータルサイト(さとふる・ふるさとチョイス・楽天ふるさと納税など)に簡易計算ツールがある。年収と家族構成を入力するだけで上限が出る。この金額の範囲でうなぎを探す。
ステップ2:うなぎの返礼品を選ぶ
「うなぎ」で検索すると鹿児島・愛知・静岡産などが出てくる。国産にこだわるなら産地を確認。4〜6尾セットで1〜2万円の寄付額が一般的だ。レビュー数が多いものを選ぶと失敗しにくい。
ステップ3:ワンストップ特例申請で完結
年間5自治体以内の寄付なら、確定申告不要でワンストップ特例申請だけで済む。申請書が郵送されてくるので、それに記入して返送するだけだ。
7月26日の土用の丑の日に合わせるなら、6月下旬〜7月初旬の注文が安全圏だ。配送指定ができる返礼品も多いので、日付を合わせることもできる。
うなぎの代替品はどこまで本物に近い?実際に比べてみた
代替品について、実際に試してみた感想を正直に書く。
まず「さば缶なんちゃってうなぎ」。蒲焼きのタレの甘辛い香りは再現できるのだが、身の質感が根本的に違う。うなぎのあのとろっとした脂の乗り方は、さばでは出せない。「気分を出す」という点では及第点だが、本物の代替というよりは「別の食べ物」として楽しむのが正解だと思う。
うなぎ蒲焼風かまぼこは見た目の完成度が高い。縞模様まで再現してあって、テーブルに出したら一瞬本物に見える。食感はかまぼこそのものだが、タレの味が濃いので意外と満足感がある。子どもには受け入れやすいかもしれない。
日清の「謎うなぎ丼」は「カップ麺」として考えれば合格点。うなぎとして期待すると落差を感じる。あくまで話題作りや雰囲気を楽しむ用途だ。
結論として、本物のうなぎの代替品は現時点では存在しない、と思っている。だからこそ、ふるさと納税やキャンペーンを使ってでも本物を食べる価値がある。
土用の丑の日2026年まとめ──うなぎを諦めないための選択肢
振り返ると、うなぎが高い理由はシンプルだ。天然シラスウナギの漁獲量が少なく、完全養殖の量産化が追いついておらず、需要が7月の一時期に集中する。この三重苦が価格を押し上げている。
だからこそ、普通にスーパーで買おうとすると3,000円を超える。去年の僕がそれで諦めたのは、今思えば当然だった。
でも今年は違う。ふるさと納税の注文はもう済んでいる。7月26日に届くよう配送指定もした。実質2,000円の自己負担で、国産うなぎの蒲焼きが食べられる。
なるほど。
こういうことを知っているかどうかで、毎年の土用の丑の日の体験がまったく変わる。「うなぎは高いから」と最初から諦めていた自分が少しだけ悔しい。まあ、今年から変えればいい。
7月26日まであと約4週間。ふるさと納税を動かすなら今週中が理想だ。牛丼チェーンのキャンペーン情報は7月に入ってから各社のSNSをチェックしておくと抜け漏れがない。
よくある質問(FAQ)
Q: 2026年の土用の丑の日はいつですか?
A: 2026年の夏の土用の丑の日は7月26日(日曜日)です。土用の丑の日は毎年日付が変わります。準備は6月下旬から始めると、ふるさと納税や通販での購入に余裕が持てます。
Q: うなぎがこんなに高い理由は何ですか?
A: 最大の理由はシラスウナギ(稚魚)の漁獲量の激減です。国内の年間漁獲量は約20トンと非常に少なく、完全養殖の量産化も技術的・コスト的に難しい状況が続いています。さらに7月の土用の丑の日に需要が集中するため、季節的な価格上昇も起きやすいです。
Q: ふるさと納税でうなぎを頼む場合、いつまでに注文すればいいですか?
A: 7月26日の土用の丑の日に合わせるなら、6月下旬〜7月初旬の注文が安全です。人気の国産うなぎ返礼品は在庫切れになりやすいため、できるだけ早めに動くことをおすすめします。配送日を指定できる返礼品を選ぶと当日に届けてもらえます。
Q: うなぎの代替品で一番コスパがいいのはどれですか?
A: 見た目と価格のバランスでいえば「うなぎ蒲焼風かまぼこ」がスーパーで約400円と手頃です。ただし本物のうなぎとは食感が異なります。予算をかけずに雰囲気を楽しむなら、さば缶とタレを使った「なんちゃってうなぎ丼」が2人分300円以下で作れます。
Q: 牛丼チェーンのうなぎキャンペーンはいつから始まりますか?
A: 吉野家・松屋・すき家・なか卯などは例年7月上旬〜中旬からうなぎメニューを開始し、土用の丑の日前後にキャンペーンを実施します。各チェーンの公式SNSや公式サイトを7月に入ってからチェックするのがおすすめです。価格帯は700〜1,200円程度が多いです。
✍️ この記事を書いた人
nihon-navi編集部|九州在住・日本生活10年超
税金・節約・社会制度から最新ニュースまで、生活者の視点で発信しています。「あの頃の自分が知りたかった情報」を届けることをモットーに運営中。
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参考・出典:
All About – 土用の丑の日|
トライアル – 土用の丑の日2026|
ノマド的節約術 – うなぎを安く食べる


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